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カクテル好きな女たち
第9章 40歳のOL
「まあ、お上手ね」
マスターは気さくな方でした。
話題も豊富で楽しく
美味しいお酒をたくさん飲ませていただきました。
もっとマスターと親しくなりたいと思った私は
「ねえ、お客さんは誰も来ないみたいですし、
よかったらこちらに来て一緒に飲みません?」と
大胆にもお誘いしてしまいました。
「それではお言葉に甘えて…」
マスターはバドワイザーの瓶ビールを
グラスを使わずに
ぐい飲みしながら私の横に座りました。
「美味しそうに呑むのね」
「瓶ビールはこうして飲むのが
一番美味しいんですよ」
私は思わず「一口下さいな」と
彼から瓶を受け取り飲んじゃいました。
「どうですか?美味しいでしょ?」
「ええ、あ、でもこれって…
間接キスですよね?」
勢いで飲んでしまいましたけど、
そう思うと恥ずかしくて
真っ赤になってしまいました。
「できれば直接貴女の唇を奪いたいですね」
そう言われて、私は照れ隠しに
「じゃあ、どうぞ」と
目を瞑って彼を誘いました。
マスターのお客に対するリップサービスと思っていたのですが
彼ったら本当に私にキスをしたんです。
大学生のころ以来ですから
20年ぶりのキスです。
マスターは気さくな方でした。
話題も豊富で楽しく
美味しいお酒をたくさん飲ませていただきました。
もっとマスターと親しくなりたいと思った私は
「ねえ、お客さんは誰も来ないみたいですし、
よかったらこちらに来て一緒に飲みません?」と
大胆にもお誘いしてしまいました。
「それではお言葉に甘えて…」
マスターはバドワイザーの瓶ビールを
グラスを使わずに
ぐい飲みしながら私の横に座りました。
「美味しそうに呑むのね」
「瓶ビールはこうして飲むのが
一番美味しいんですよ」
私は思わず「一口下さいな」と
彼から瓶を受け取り飲んじゃいました。
「どうですか?美味しいでしょ?」
「ええ、あ、でもこれって…
間接キスですよね?」
勢いで飲んでしまいましたけど、
そう思うと恥ずかしくて
真っ赤になってしまいました。
「できれば直接貴女の唇を奪いたいですね」
そう言われて、私は照れ隠しに
「じゃあ、どうぞ」と
目を瞑って彼を誘いました。
マスターのお客に対するリップサービスと思っていたのですが
彼ったら本当に私にキスをしたんです。
大学生のころ以来ですから
20年ぶりのキスです。