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僕らの複数プレイ
第10章 巨乳ちゃん
「クッキーは後で一緒に食べよう。 まずはガンプラを見てよ」
僕はそう言って、自分の部屋のドアを開け、蛍光灯を点けた。

立花さんがこのシェアハウスにやってきたのは、僕のガンプラを見るためなのだ。

「あっ…ガンダム…ザク…これはアッガイですね」
僕の部屋の棚に置かれたプラモデルを見て、立花さんは楽しそうだ。

立花さんは僕の横に立つ。
立花さんの制汗剤の香りが僕の鼻腔を捉える。
僕の心拍数が上がる。

『ヤッちゃいなよ』
亮の言葉が僕の頭の中を過る。

『男性の部屋に誘われた時点で、その子は覚悟してるわよ』
祥子ちゃんの言葉も、僕の頭を過る。

僕は立花さんに手を出していいのだろうか?

立花さんは生徒で、僕は先生なんだ。
手を出すなんて、許されるはずがない。

でも、先生と言っても、単なるアルバイトの塾講師だ。

「えっと…アッガイの横はジオング…」
無邪気に話し続ける立花さん。

僕は立花さんの手を握って、言った。
「キ…キスしていい?」

ドキドキして、口から心臓が飛び出しそうだ。
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