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僕らの複数プレイ
第3章 2本フェラ
3月中旬になった。
大学進学の準備を少しずつ進める。

この日、亮と僕は大学近くの不動産屋にやってきた。

「では、ここにお名前を書いてください」
不動産屋の店員が、亮と僕にそれぞれ紙を渡す。

亮と僕は名前を書く。
亮は『小林亮』、僕は『小林順平』だ。

「お二人は兄弟?」
僕たちの名前を見て、店員が尋ねる。

「ぷっ!」
なぜか亮が笑う。

僕たちが兄弟だって言われたことが、そんなに面白いだろうか?
店員も怪訝そうな表情だ。

「僕たちは友人で、苗字が同じなのは偶然です」
僕は店員に話す。

亮と僕は同じ高校出身の親友だ。
苗字が同じなので、クラスメートたちや先生からも、苗字ではなくファーストネームで呼ばれていた。
藤宮さんも僕たちのことをファーストネームで呼ぶ。

「では、どのような物件をお探しで…?」
店員が尋ねる。

亮も僕も下宿を探しているのだ。

亮も僕も希望を述べる。
予算や大学からの距離など、いろんな条件がある。
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