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第4章 仕返し

亮が口内射精で藤宮さんを怒らせた翌日…
この日も藤宮さんはシェアハウスに来てくれた。

「新居に家具が運び入れられる前に、ちゃんと大掃除をしておかなきゃ」
そう言って藤宮さんは床掃除を始める。

藤宮さんの指示で、僕は窓拭きをする。
亮は藤宮さんの指示でトイレ掃除。

窓を拭きながら、僕は高校時代を思い出した。
真面目な藤宮さんは掃除の時間に率先して教室を掃除し、亮や僕はそれに付き合わされた。

「疲れた…」
トイレ掃除を終えた亮が床に座り込む。

「何で休んでるのよっ！　あんたと順平くんの新居なのよっ！　順平くんはまだ掃除を続けてるのに…」
藤宮さんの亮に対する口調が厳しい。

藤宮さんはまだ、昨日の口内射精の件で怒っているのだろうか？