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僕らの複数プレイ
第5章 筋トレ
藤宮さんと亮は、着衣姿のまま、テーブルに向かい合って座っている。
全く性行為をしていない。

「セックスしてないの?」
僕は驚いて二人に尋ねる。

「何だか、順平くんの様子が変だったから。 落ち込んでるような感じで…」
藤宮さんが言った。

「心配でチンコが萎えちゃったぜ」
亮が苦笑いする、

藤宮さんと亮は、僕のために、セックスをせずに心配してくれてたんだ…

そう思うと、とても申し訳ない気持ちになった。
そして僕は、自分の心に淀むコンプレックスを素直に打ち明けようと思った。

「実は僕…藤宮さんを悦ばせようと思って、トレーニングを始めたんだけど、全くダメだったから…」
消え入りそうな声の僕。

「私を悦ばせる? それってどういう意味?」
藤宮さんが尋ねる。

「藤宮さんって、亮のような激しいセックスの方が感じるんだよね? だから、僕もそれが出来るようになろうと思って…」
僕は言葉を続ける。
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