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蒼い月光~くの一物語~
第11章 三つ巴の交わり

八重の手が動く度に
湯がチャポン、チャポンと跳ねた。

それは規則正しいリズムで
千代の心を妖しくさせてゆく・・・

「や、八重・・・・
前も・・・前も拭って・・・」

「まあ・・・千代様ったら・・・
小さな子供みたいに甘えん坊なんだから・・・・」

うふふ・・・と笑いながら
八重は後ろから手を伸ばして
千代の可愛い胸を撫で始めた。


「八重・・・手ぬぐいが・・・痛いわ」

そう言うと、一瞬、八重の手が止まった。

そして八重は指の力を抜いた。

手から手ぬぐいが離れて、
湯船の中を天女の羽衣のように
手ぬぐいが漂いはじめた。

八重の柔らかい指が
羽二重餅のような千代の乳房を揉んだ。

ゆっくりとやさしく、
まるで壊れ物を扱うように・・・

乳輪の中心が硬くなってゆく。
そう、まるで桜の蕾のようだった。


千代の背に八重の大きな乳房が触れていた。

同じように乳房の先端が硬くなっていた。

それは千代の乳首と比べれば
かなり大きくてドングリのようだった。

桜の蕾と、ドングリの実・・・
湯船の中で春と秋が競演していた。

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