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蒼い月光~くの一物語~
第11章 三つ巴の交わり
やがて八重の指先が千代の乳首をつまみ始めた。
「千代さま、可憐でございます‥‥
食べてしまいとうございます」
そんな言葉に千代の顔が上気してしまう。
それは、決して湯の温もりだけでなく、
身体の中から沸き起こる
淫らな熱によるものだった。
「八重‥気持ちいいわ‥‥
今度は私が‥‥体を拭ってあげる」
「お言葉に甘えても宜しいのでしょうか?」
「私、八重の体が好きよ‥‥
ぜひ拭わせてほしいの」
千代の目がトロンとなっていた。
男を知った身体はすごく感じやすくなっていた。
「で、では‥‥この八重の下(しも)の毛を
拭ってくださいませ‥」
千代の手を取って自分の下腹部に導いた。
そこにはフサフサとした豊かな陰毛が
湯の中で揺らめいていた。
そっと千代の手が触れる‥‥
「八重のお毛け‥
サワサワしていて気持ちいいわ」
「あああ‥‥や、八重も気持ちようございます」
湯の中でもワカメの奥に潜むアワビが
潤っていくのがわかる。
二人の女の口から甘い吐息が漏れ始めた。
八重はたまらずに千代のうなじに吸い付いた。