この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蒼い月光~くの一物語~
第12章 朱里の誠の敵討ち

「あなたは、私が一人でつぶやいているのが
不思議で仕方ないでしょうね」

「いえ・・・そのようなことは・・・・」

まるで誰かと
対話しているように喋っているのだから、
気のふれた女だと思っているだろう。


「すべては後日に話します。
今は見聞きしたことを誰にも言わないでおくれ」

「御意…」

「ところで、お前は
鎖帷子(くさりかたびら)を用意できますか?」


「・・・・それは私たちが身につけている
鎖帷子のことでございましょうか?」

どうしてそんなものがいるのかと
怪訝に思っているのだろう
声に微かな動揺が感じられた。

「そうです・・・すべては先ほど申したように
後日にすべてを話します故、
用意してくれませんか・・・」

「・・・・わかりました。
昼餉(ひるげ(昼食))までに用意して
鬼食い番(毒見係)の兵吉に渡しておきましょう」

「無理を言ってすいませぬ・・・
どうかよろしくお願いします」

山賊を討ちにいくまでに
武器と防具を揃えておく必要があった。


/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ