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蒼い月光~くの一物語~
第7章 今成貞虎の寵愛
「はいやー!!」
貞虎の馬は城内一の名馬であったので、
みるみると家臣たちを引き離した。
やがて、家臣たちの馬は影も形も消え去った。
「ははは‥‥見事に撒いてやったわ!」
後ろを振り返ったときにバランスを崩した。
「おわっ!」
「きゃあー!」
二人は抱き合いながら草むらに落下した。
「いたたた‥‥朱里、無事か?」
「はい。殿に抱いていただいたおかげで、
どこも痛くはございません」
安堵すると、一気に可笑しさが込み上げてきた。
二人は抱き合いながら思いっきり笑った。
笑いが途切れると、静寂が二人を包んだ。
「朱里‥‥お前は儂(わし)のものだ」
貞虎の唇が朱里の唇を塞いだ。
『いけません、殿には奥方様が‥‥』
そう言って拒みたいのに、
意に反して貞虎の体をしっかりと抱きしめていた。
貞虎の股間がみるみると隆起しはじめ、
朱里の下腹部を押した。
「と、殿‥‥」
「儂(わし)は、お前と一つになりたい」
着物の懐を鷲掴み、左右に大きく開かれた。
二つの乳房が露わになり、
乳房の頂点の突起が陽を浴びて薄桃色に輝いた。
「綺麗だ‥‥朱里‥‥」
貞虎は、柔らかい乳房に顔を埋めた。
そして、まだ小さい乳首を口に含んだ。