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蒼い月光~くの一物語~
第9章 千代の初枕(初夜)

『脚の付け根が邪魔じゃ・・・』

知らず知らずのうちに剣山は
女の両足を肩に担いで股を大きく開かせていた。

そうすることで陰戸がポッカリと口を開き、
とても舐めやすくなった。



『と、殿!!見事な花菱攻め(クンニ)にございまする!!』

ああああ・・・
私も足を抱えあげられて陰戸をすすられたい・・・

四十八手すべてを味わいたい・・・

八重は亡き夫との睦まじい日々を思い出した。
四十八手のうち、数える程の手数(てかず)しか体験しなかった・・・

後どれほどの手数があったろうか。

腰元から若殿の側女に抜擢されたのが三十路に入ってからだった。
腰元衆からは羨望の眼差しで送り出された。

しかし若殿は当時5歳・・・

元服し殿の世継ぎをされるのに10年以上はかかろう・・・
そのころは私は乳母桜・・・
若殿が殿になり、嫁を娶(めと)い、
その嫁にややこができれば 自分の役目は、
その子の乳母になるのは目に見えていた。


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