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蒼い月光
第2章 千代

宴がお開きになり、
城内に静寂が訪れた。

嫁いできた姫君の名は
「お千代」と名乗った。
年のころは
14,5歳といったところであろうか。
おそらく剣山と同い年のように見受けられた。


「お身拭いをさせていただきます」
侍女の八重が湯の入った桶と手拭いを持って、
寝室で殿が来られるのを
静かに待っていた千代の元へやってきた。

八重の手によって帯が解かれ、
一糸まとわぬ姿にされた。

身体を清めるというのは口実で、
実は身体検査なのだった。

「脚をお開きくださいませ」
自分の侍女に
体の世話をさせることはあっても、
こうして、見知らぬ侍女に
身を任すのは抵抗があった。


千代は脚を開くことができず、
モジモジしてしまった。

「脚をお開きなさいませ!!」

侍女というより、
千代より目上のような立場で叱り飛ばした。

そして八重は慣れた手つきで
千代の体を清めていった。

「失礼いたします」

そう言うなり、八重の指が
千代の秘穴に潜り込んだ。


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