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わたしと、あなたと。
第1章 初体験

過保護の親の元での生活、監視される日々、勉学に追いやられる日々…私(真紀)はそんな毎日が窮屈で仕方なかった。
15歳の時に初めてを奪われた。相手は8歳上の23歳。
好きな人と結ばれて一緒の布団で眠る幸せな一夜…では無かった。
好きな人なことには変わらなかったけれど、初体験はただ痛い、それだけだったし彼は先に寝てしまって、寂しい夜を過ごした。
愛されたいという欲求が他人よりも何倍も大きく、日々愛されたい、愛してほしい、抱きしめてほしい、を繰り返し思っていた。
高校の3年間は真面目な優等生を振舞って、影ではマッチングアプリで男遊びをする毎日。だって知ってしまったんだもの、身体を許せば暖かく抱きしめてくれること、やさしいキスをしてくれること、頭を撫でてくれること。ただ、ただ愛されたい欲求だけは埋まらなかった。愛情を求めて何人とも身体を重ねたが、虚しさが募るだけ。
そんな中1人の男性と連絡を取るようになる。
しばらくしてから、会うことに。
「はじめまして、こんにちは。」
「はじめまして…よろしくお願いします。」
当時の私にはとてもかっこいい青い車で迎えに来てくれた、30代の男性。彼は加虐嗜好で、わたしはまだ自分の性的嗜好がよく分からなかった。そんな時にじゃあお試しという形で1度お会いすることになったが、この時が後の被虐嗜好を加速させた日となった。
時間も少なく近くのレンタルルームへ。
中は埃っぽく、いかにもデリヘルが呼ばれそうな部屋で、室内にはシャワー室と簡易的なベッドのみしかなかった。もちろんシーツも枕もない。
「私、こういうことするの初めてなんですけど…」
15歳の時に初めてを奪われた。相手は8歳上の23歳。
好きな人と結ばれて一緒の布団で眠る幸せな一夜…では無かった。
好きな人なことには変わらなかったけれど、初体験はただ痛い、それだけだったし彼は先に寝てしまって、寂しい夜を過ごした。
愛されたいという欲求が他人よりも何倍も大きく、日々愛されたい、愛してほしい、抱きしめてほしい、を繰り返し思っていた。
高校の3年間は真面目な優等生を振舞って、影ではマッチングアプリで男遊びをする毎日。だって知ってしまったんだもの、身体を許せば暖かく抱きしめてくれること、やさしいキスをしてくれること、頭を撫でてくれること。ただ、ただ愛されたい欲求だけは埋まらなかった。愛情を求めて何人とも身体を重ねたが、虚しさが募るだけ。
そんな中1人の男性と連絡を取るようになる。
しばらくしてから、会うことに。
「はじめまして、こんにちは。」
「はじめまして…よろしくお願いします。」
当時の私にはとてもかっこいい青い車で迎えに来てくれた、30代の男性。彼は加虐嗜好で、わたしはまだ自分の性的嗜好がよく分からなかった。そんな時にじゃあお試しという形で1度お会いすることになったが、この時が後の被虐嗜好を加速させた日となった。
時間も少なく近くのレンタルルームへ。
中は埃っぽく、いかにもデリヘルが呼ばれそうな部屋で、室内にはシャワー室と簡易的なベッドのみしかなかった。もちろんシーツも枕もない。
「私、こういうことするの初めてなんですけど…」

