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JOY(濡れる女医)
第6章 熟女 早苗
「今度、コンドームを用意するから
今度は正々堂々と真由子ちゃんに
アタックしなさい」
「フラれちゃったら?」
「そのときは私がお相手してあげるわ」
約束ですよと幸人と指切りしてあげると
ようやく機嫌を直したのか笑顔を見せた。
「外来時間だから診察室に行かなきゃ…」
奈美もできる事なら
今すぐにでもフェラチオしたい気持ちだったが、
その気持ちを堪えて幸人の部屋を出た。
奈美が退室したあと、
しばらくすると
一人の婦人が幸人の部屋を訪れた。
あまり面識はなかったが、
たしか隣の病室に入院中のご婦人だ。
「たまに廊下ですれ違うけど
こうやってお話をするのは初めてね」
婦人は大久保早苗と名乗った。
膝の靭帯を痛めて入院中だが
術後の経過もよく間もなく退院だそうだ。
「手術したところは痛むの?」
早苗は幸人のギプスを眺めながらそう言った。
「いえ、奈美先生が
上手に手術してくれたようで
痛みはほとんどないんですよ」
「そう、それはなによりね…
そっかあ、痛みもないから
あんなに元気なのね」
「え?」
「1週間前の夜…
奈美先生とイイ事をしてたでしょ?」
早苗は松葉杖を放してベッド脇に腰掛けた。
「イイ事って…何のことでしょう…」
早苗は隣の病室だ。
あの夜、声を押し殺していたつもりだったが
どうやら聴かれていたようだ。