この作品は18歳未満閲覧禁止です
FREE BIRD
第32章 罪人になる
…誠side…
少しの眠りから覚めると、僕の腕の中で美穂さんがスヤスヤと眠っていた。
愛しくてそっと髪を撫でると、ゆっくりと瞼を開けた。
「寝ちゃった…」
「僕も…」
二人でクスッと笑った。
「今何時?」
僕は携帯に手を伸ばし時間を確認した。
「3時過ぎだ…」
「お腹空かない?」
「だね…食べに行こうか」
「うん!」
僕達はベッドから起き上がった。
「シャワー、先にどうぞ」
「ありがとう…」
美穂さんはバスルームに向かった。