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揉ませていただきます
第6章 男性編 客は女だけとは限らない

「とんでもない目に合いましたな」

陰で事の成り行きを聴いていた番頭が
同情してくれた。

「あのようなとき、
僕はどうしたらよかったんでしょうか?」

「そうですなあ…
私なら、愛する旅館の看板を汚さないためにも、
黙って尻の穴ぐらい男に差し出しますけどね」


「えっ?」

「まあ、それは冗談ですが、
それぐらいの覚悟がないと
客商売など出来ないと言うことですわ」

冗談だと言いながら、
番頭の目は客が望むなら
黙って抱かれろと言っていた。



数分後、女将が帰ってきた。

「上手く収まりましたか?」

番頭がやきもきしながら問うと

「宿泊費をロハにすると言ったら
鬼の形相がたちまち仏の顔になったわ。
番頭さん、
あの客をブラックリストに載せておいてね」


女将は、あの男にはもう二度と
この旅館の敷居は跨がせないと
かなりのご立腹だった。


「ご迷惑おかけしました」

「いいの、いいの。
あの客の宿泊費は
あなたのお給料から引いておくから」


冗談なのか本気なのか、
女将はそう言うとにっこり笑った。

そして「後で私の休憩室へいらっしゃい」と
真顔に戻って告げた。


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