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愛の隠れ家
第5章 忘れ物を取り戻したい男
聡美は、そのバイブの見事な曲線美を指で撫でた。
ソレは理想的なカーブを描いていた。
『あああ‥‥挿入したい‥‥』
あ、そうだ!
聡美はバイブを手にしたままベッドに戻ると、
枕もとのホタテ貝の形を模した
小物入れのフタを開けた。
中にはピンク色の小袋が一つ入っていた。
『良かった~、一つ残っていたわ』
お客さまへのサービスとして
コンドームを二個、枕もとに置かせて頂いていた。
どうやらこの部屋を利用していたお客さまは
単発で済まされたようで、
まるで聡美に使ってほしいとばかりに
残された一つを指でつまみ上げた。
それを開封すると
ピンク色のゴムの液だめ部分を唇に挟み、
逞しい形状のソレを口元にちかづけた。