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TRUE COLORS ~PURPLE~
第13章 It's all right. 2
「ご馳走様でした。」
店を出たところでお礼を言われる。「あの、でもやっぱり自分の」
「いいんだって。誘ったの俺だし。レイに蹴飛ばされちゃうよ。」
と言った時、何か視線を感じた。
回りを見回す。
『あ、それとね、桜井。帰りは必ずサオリをマンションまで送って?
なんか最近妙なのがいるみたいで。気のせいだったんならいいんだけど。』
と沙織ちゃんを食事に誘った後レイに言われた言葉が思い出された。
本当ならもっと一緒にいたいんだけど、最初はまぁ、こんなところで。
「マンションまで送るよ。タクシー捕まえに行こうか」
タクシーの中で、一つ気になった事を聞いてみる。
「沙織ちゃん、最近身の回りで変わったことは、ない?」
え?という本当に何もないのにそう言われたような顔をする。
そうか、レイは警戒しているけど、沙織ちゃん本人は分かってないんだな。
「何もありませんよ?大丈夫です。」
とにっこり笑った。
店を出たところでお礼を言われる。「あの、でもやっぱり自分の」
「いいんだって。誘ったの俺だし。レイに蹴飛ばされちゃうよ。」
と言った時、何か視線を感じた。
回りを見回す。
『あ、それとね、桜井。帰りは必ずサオリをマンションまで送って?
なんか最近妙なのがいるみたいで。気のせいだったんならいいんだけど。』
と沙織ちゃんを食事に誘った後レイに言われた言葉が思い出された。
本当ならもっと一緒にいたいんだけど、最初はまぁ、こんなところで。
「マンションまで送るよ。タクシー捕まえに行こうか」
タクシーの中で、一つ気になった事を聞いてみる。
「沙織ちゃん、最近身の回りで変わったことは、ない?」
え?という本当に何もないのにそう言われたような顔をする。
そうか、レイは警戒しているけど、沙織ちゃん本人は分かってないんだな。
「何もありませんよ?大丈夫です。」
とにっこり笑った。