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第21章 Shaking feelings

雅人の病室は広く、必要最低限のモノしか置かれていない。

冷蔵庫と、長椅子ソファ。

そしてバスルーム。

ベッドから少し離れたところにある棚には様々なアダルトグッズ。

拘束具もある。

副作用を引き起こした時のために、用意されたものだ。

雅人の摂取量の数パーセントの量を摂取した人でさえ、

大変な副作用で色欲に狂い求め続けたのだという。

おそらく、あなたの身体が持たないから。

あなたが持たないと判断した時に、使いなさい。

という朝倉医師の表情はとても険しかった。

キングサイズのベッドに二人並んで眠る。

隣で雅人の静かな寝息が聞こえる。

ああ、どうか雅人に健やかな眠りが少しでも長くありますように。

そう想いながら自身も眠りに就いた。