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第24章 What do you mean？first volume　

昼休み。

なんか食いに出よっかなと、自分のオフィスから出て、

スタッフ数名が休憩スペース（と言っても応接セットがあるとこだけどな。）で

ランチを取っているところを通りかかった時だった。

百瀬ちゃんが、スマホを見て固まってるのを周りのスタッフ達が覗き込み。

次々と固まっていくところを目撃してしまった。

何事かと思って近づいてみる。

「百瀬さん？」

百瀬ちゃんは口元を押さえながら信じられないという顔でスマホを見ていたが。

俺の声で我に返ったようだった。

「桜井さん！これ、これって………！」

とスマホ画面に映し出されている動画を俺に向ける。

な、なんでこんな動画が？

ひったくるようにスマホを取り、画面に釘付けになる。






「レイ！」

病室のドアを蹴破るような勢いで朝倉医師が入って来る。

何よ、いつもなら『ここは曲がりなりにも病院だ！』

と静かにしろと怒る癖に。

と思いながら振り返る。

何、その顔。

と思っていたらツカツカと私の目の前にやってきて。

スマホの画面をズイと差し出す。

そこに映し出されているのは……

「なに、これ………。」






「ママ、ダイアナ。出前取るけど、一緒にどうだい？」

近隣のお店のメニューを何店舗分かを持って、

マチ子ママのオフィスのドアを開け、声を掛けると。

何だ？2人揃ってスマホで動画見てんのか？

なんて顔してんだ。

出前って言ってんのに無視？

珍しい。そんな顔して一体何を見てんだ？

2人の後ろに回り込み、見ている動画を見てみる。

おお！これは。またなんと。

この2人が飯の話に乗ってこないのも頷ける。

やるな。この2人。