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第24章 What do you mean？first volume　

ニヤリと余裕の顔してっけど。

自分の娘が男にこんな激しい求愛してんの、全世界に発信されてっけど。

いいわけ？その辺りは。

「彼が沙織の手を素直に取れないの、分かるなぁ。うんうん。」

なに楽しんでんだよ。

「私が彼でもきっと彼と同じようにするだろう。

　彼も今からもっと苦しむことになるだろうな。

　吹っ切れてしまうまで時間かかりそうだな。

　そうかそうか。

　沙織が昨夜荒れていたのはこれが原因だな。はははははは。」

この動画の存在知ったら、もっと荒れるだろうよ！

こんなの公開処刑だろうがよ！

「いい、いいね。なんでも卒なくこなす男が。

　こんな風に感情剝き出しになる様。………一度会ってみたいものだ。」

ああ、親父の関心ごとと俺の関心ごとは全く別方向に行ってる。

沙織はあれから、時折「そうじゃない！」とか叫び声を上げながら

ノートパソコンをカタカタやっている。

徹夜だったろうな、あの様子じゃ。

これ、知ったら。卒倒するだろうなぁ。