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TRUE COLORS ~PURPLE~
第28章 New Year
あれから数日たち、最初は警戒心の塊のようだった雅人も
少しは私に慣れてくれたみたいで。
同じ部屋の雅人のベッドとは対角線上に置かれた私のベッド。
その間にカーテンはあるものの、同じ部屋で生活をして。
食事を共にし、衰えた筋肉のリハビリにも付き合っている。
だが。
「レイ、さんは。その、女性なの、か?」
と言われた時には、涙が出そうだった。
「いや、あの。男性にしちゃ、キレイすぎると思ったんだ。
気を悪くしないでくれ。済まない。」
と顔を真っ赤にして慌てて謝ってくれたのを見て。
ああ、雅人のこんな意外な一面を見れるのも悪くないのかも、
と思ってしまった自分にも驚いた。
クリスマスイブに目覚めた雅人。
こんな雅人と一緒に過ごせる、と考えた方がいいのかも。
神様が、私に。
今何のしがらみもない雅人と一緒に過ごせる時間を下さったのだと。
もうすぐ年も明ける。
きっと。いい年になる、そう願おう。
少しは私に慣れてくれたみたいで。
同じ部屋の雅人のベッドとは対角線上に置かれた私のベッド。
その間にカーテンはあるものの、同じ部屋で生活をして。
食事を共にし、衰えた筋肉のリハビリにも付き合っている。
だが。
「レイ、さんは。その、女性なの、か?」
と言われた時には、涙が出そうだった。
「いや、あの。男性にしちゃ、キレイすぎると思ったんだ。
気を悪くしないでくれ。済まない。」
と顔を真っ赤にして慌てて謝ってくれたのを見て。
ああ、雅人のこんな意外な一面を見れるのも悪くないのかも、
と思ってしまった自分にも驚いた。
クリスマスイブに目覚めた雅人。
こんな雅人と一緒に過ごせる、と考えた方がいいのかも。
神様が、私に。
今何のしがらみもない雅人と一緒に過ごせる時間を下さったのだと。
もうすぐ年も明ける。
きっと。いい年になる、そう願おう。