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第13章 It's all right.　2

朝倉医師がそんなサオリを見て、うふふと笑い提案してきた。

「じゃ、お家でおとなしくして、寝る時に必ず点滴出来る？

　新しく開発された痛み止めの点滴があるの。3日間。

　それと、レバーとほうれん草を生理期間中1日3食のうちに

　必ず1回は摂ること。もちろん貧血のお薬は必ず飲んでね？」

レバーという言葉にちょっと嫌な顔をしたけれど、

「ね、レイ。」

と私に懇願の目を向ける。

生理期間中用の貧血の薬があるから、

レバーやほうれん草なんて採らなくてもいいのに、

わざとレバー嫌いなサオリにそう言う。

点滴の針は私が刺すことが出来るから、入院したくないというサオリを試したな。

「いいけど。生理期間中あんまり出歩こうとしないでよ？

　なるべく大人しくしててよ？」

「やった！」

そう喜ぶサオリを見て、ますます、あれあれ～？という視線をこっちに寄越す。

なによ、含み笑いまでして。

「じゃあ、点滴セットも準備するわ。これ、ほんとにいいのよ。

　日にちはそっちのスケジュールに合わせてピル止めればいいんだし。」

ま、この点滴あったら朝倉医師のスケジュールに合わせなくって済むっていうのも

今後の事もあるからいいわね。なんて考えてたら。

「ホント、生理って面倒よねぇ？

　あ、サオリちゃん、いい方法がひとつだけあるのよ？」

「え、何ですか？」

「妊娠しちゃえばいいのよ！」

えっ！て顔をしてからみるみる顔を真っ赤にしていくサオリ。

バ、バカ！なんてこと言うのよ！このエロ女！