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第8章 伊倉さんと暮らす日々

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伊倉さんの言った通り、副作用は数日で収まっていった。



今日は、久しぶりにオフの日が重なった。

朝から2人でごろごろして、ゆっくりめに朝食を摂る。

基本的にお互いインドア派なので、家で見たい映画を観たり、本を読んだりして過ごしていた。


恋愛映画を観て、ベッドシーンが出てきたとき……伊倉さんは何事もないように観ていたけれど、わたしは気恥ずかしくなってしまった。

なんか……けっこう、濃厚じゃない？
目を覆いたくなるほどのシーンに、誤魔化すようにお茶を飲む。



それで、結構飲んでたことに気づかなかった。