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漏らしちゃったの?
第4章 診察と検査

1
翌週。土曜日。天気は晴れ。気持ちは大雨。
初めて来る病院の待合室。
泌尿器科と婦人科が一緒になったクリニックで、伊倉さんと2人、その順番を待つ。
……問診票の記入は戸惑うことばかりで、困る度に伊倉さんを見上げて眉を下げた。
「大丈夫だって、海」
伊倉さんが、既に泣きそうなわたしの背中をさする。
だって……恥ずかしすぎる…………。
『夜間、無意識の排尿』
迷いに迷って問診票に書いたことは、ひらたく言うとお漏らしで、受付に提出する際に顔が真っ赤になった。
だから、まだ病院はいいって言ったのに〜〜!!
昨日から何度も病院を断ろうと伊倉さんに言ったが、伊倉さんは「心配だから」の一点張りだった。
早く終わればいいな……
そんなことを考えていると、
「青凪さん、青凪海さん。診察室へお入りください」
遂に看護師さんからお声がかかる。
伊倉さんは待合室で待っているらしい。
わたしは意を決して診察室の扉を開けた。
翌週。土曜日。天気は晴れ。気持ちは大雨。
初めて来る病院の待合室。
泌尿器科と婦人科が一緒になったクリニックで、伊倉さんと2人、その順番を待つ。
……問診票の記入は戸惑うことばかりで、困る度に伊倉さんを見上げて眉を下げた。
「大丈夫だって、海」
伊倉さんが、既に泣きそうなわたしの背中をさする。
だって……恥ずかしすぎる…………。
『夜間、無意識の排尿』
迷いに迷って問診票に書いたことは、ひらたく言うとお漏らしで、受付に提出する際に顔が真っ赤になった。
だから、まだ病院はいいって言ったのに〜〜!!
昨日から何度も病院を断ろうと伊倉さんに言ったが、伊倉さんは「心配だから」の一点張りだった。
早く終わればいいな……
そんなことを考えていると、
「青凪さん、青凪海さん。診察室へお入りください」
遂に看護師さんからお声がかかる。
伊倉さんは待合室で待っているらしい。
わたしは意を決して診察室の扉を開けた。

