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漏らしちゃったの?
第5章 治療生活

……ここまでは、いつものことなんだけれど……。
「じゃあ、海、膣圧測るよ」
「んー……」
言いながら、伊倉さんが取り出したのは、膣圧計。
簡単に言うと、膣の締付け具合を数値化するものだった。
平均は20といったところらしいけれど、わたしは13とか……
これを平均まで上げるのが当面の目標だ。
嶋池先生からは『毎日測って記録してね』と、これまた恐ろしい笑みで言われた。
使い方はシンプルで……
伊倉さんが膣圧計にスキンを被せる。
もう既にローションが必要のない入口にあてがう。
恥ずかしさと、体の中に挿入されることに対しての興奮で、子宮がぎゅっと縮こまる。
待ちきれなくなった入口が、ひくひくと蠢くのがわかってしまい、顔を赤らめた。
「海、これ、挿れてほしいの?」
伊倉さんがにこりと音を立てるような笑顔をみせながら、M字に広げた足の間、密口に擦り付ける。
「んあ……やっめて……きもちい……」
おおよそ男性のアレと同じくらいの大きさのものであるのも手伝って、わたしの陰部はびちゃびちゃといやらしい音を立てる。
「ふふ。わかったよ、挿れるよ」
ずむずむとゆっくりと膣壁をしっかりとすって、入ってくる。
「ん、んんん、あん……」
悩ましい吐息が自然と漏れてしまう。
「……気持ちいいんだね」
奥まで挿れてほしい
…………動かして、突いて欲しい。
そんな欲情が心に渦をまくが、伊倉さんは手厳しい。
「はい、ほら、海。早く締め付けて。ぎゅっとね」
「んっ……」
お腹の底にぎゅっと力を込めると、体温計のような電子音が鳴り響く。
なんて言ったって、トレーニングなのだ。それ以上の快感を与えずに、伊倉さんが数値を読み上げる。
「んー……12」
まだ始めたばかりだ、無理もない。
伊倉さんが記録をつけ終えると、膣圧計を抜いた。
物欲しそうに、わたしの膣口はさらに疼く。
「んーーー……」
潤んだ目で吐息を漏らすと、伊倉さんがわたしに向き直った。
「だーめ、海。先にトレーニングやってからね」
首を振ってみたけれど、受け入れてもらえない。
トレーニングは簡単で、腹筋と背筋と、ぎゅーっと膣を長い時間締め付け続ける、この3つだ。
……やってみると厳しいし、伊倉さんはストイックだ。

