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短編集 一区間のラブストーリー
第2章 第二話
唇を開き、彼のソレを少しずつ、
ゆっくりと頬張る。
硬い鋼のようなソレは
先ほどの温泉で二発も発射したというのに
臨戦態勢で私の口の中でピクピクした。
「お~、横から舐められるってのも
また違った感覚で気持ちいいな。
しかし、ほんとにお前は巧いな」
彼の言葉に気をよくした私は、
更に気持ちよくなってもらおうと
舌を駆使して裏筋を舐めあげた。
そのうちに私も気分が高揚しはじめ、
どんどん激しくスロートし、
ストロークも首が痛くなるほどしてあげた。
と、そのとき…
カクンという衝撃とともに
ガーというエンジン音が響いた。
コンソールボックスに押し付けていた私の胸が
行き場を求めてシフトレバーを
ドライブからニュートラルにしてしまっちゃったんです。
「あらあら…」
彼は冷静に車を減速させ、路肩に駐車させた。
「ごめんなさい」
私はてっきり
車を故障させてしまったと思いました。
「やっぱりセダン車で舐めてもらうのは
無理があったかなあ」
そう言って、アハハと笑った。
「ねえ…やっぱりJAFとか
呼ばないといけない?」
「え?大丈夫だよ。
シフトが落ちただけだから。
それよりもさ、こっちをなんとかしてほしいな」
そう言って股間のそそり立つモノを指で弾いた。
数時間前に出してあげたじゃない。
それも2発も…
「わかってるって…だからここで…なっ」
頼むよ~と言ってシートを倒した。
出来るのかしら…
私、車の中でなんてしたことがないし…
ま、いいか~~私もヌレヌレだしぃ~。
今すぐに突っ込んでほしかった私は
同じようにシートを倒した。
窓を開けると
初夏のさわやかな風が
車内を横切っていきます。
さて、お互いにシートを倒し
横になってみたものの、
彼も車内セックスは初めての経験のようで
暫くはどうしたものか思案し、
ただ、ボーッとしていました。
お互いに手を伸ばして股関を愛撫しようにも
中央に設置された小高いコンソールボックスが
邪魔をしていました。