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離島性体験 〜M男君〜
第1章 僕はこの街にすみ続ける
卓郎はコロモワクチンの摂取のために隣町の病院まで車を走らせている。この町の病院は診療所しかない。もちろんコンビニも隣町、いまだにチャペルの結婚式場もない。

島内でこの町が自慢できるのが無駄にでかい流水プール。子供達にとっての夏休みの楽園なのだ。

大人の楽園は商店街。飲食店が競争しあっている。半分はお母ちゃんって呼ばれ終わった女子がしているスナックだ。若い。って言って60代の男性がお尻を触って「こらぁ」ってガンつけるぐらい気の強いおばさんも働いている。

キャストの女性が20代、30代、見た目がよくて愛想が良ければ40代でもその子に群がるのがこの町の飲んべえの習性だ。

そして困ったことにこの町の女子会もそこに集まるから狭い町。その理由は値段が2000円~3000円。飲み放題とカラオケがついていて閉店まで時間無制限。そんな商売毛のないお店は飲んべえを甘やかす。

この町のナイナイごとを並べてたらきりがない。みんなが一番困ってるのがコンビニ決済だ。両隣の町にはコンビニがあるけど真ん中のこの町にはコンビニはないのだ。

コンビニまで30分かかる。車を60キロのスピードで走らせないといけない。

「またコンビニ決済の通知がきた!!」

「銀行にちゃんとお金いれとけよバカだな。ファミチクといつもの冷食買ってきてよ。ついでに」

軽い旅行に行くようなものだ。お土産を買ってきた。って言う町民も珍しくない。都会でコンビニに行って毎回、お土産を買っていたら破産する。

そして余談だがこの両隣の町にあるコンビニは県内で1,2位の売上を争う店舗だ、そういう噂が流れている。たしかに。って思える客数だ。これも都会ではあまり見かけない光景だ。この島の島民はコンビニが大好きらしい。

話がそれてしまった。そうコンビニ決済。この町では大企業が作り上げた巨大なサービスも役に立たないことの方が多いのだ。

そしてなんでも送料がかかる!!早く政府が離島の送料問題を解決してくれないとこの町は化石となるだろう。

でもこの町にも短い栄光時代がある。年間8億稼いだパチンコ屋もあった。

でも今では廃墟ビルや差し押さえのビルが目立つ。その中で商業施設は家賃が45000円しかかからない。だから毎日飲んべえがのみ歩ける町なのだ。

それでもこの男はこの町に住みついた。
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