この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
離島性体験 〜M男君〜
第1章 僕はこの街にすみ続ける
また少し説明しよう。この町で「まぁまぁ」とは「少し座って飲めば」というサインで手招きが付き物だ。雰囲気だけでそう感じさせ断れないのが現状だ。

また町民は配偶者に「さん」をつけて呼ばせる。そして先輩の呼び名には面白い呼び名がある。

親しい後輩はこの漢字をつけるのだ。兄と姉。呼ぶ人の人柄によって変わる。ある人は「にぃ」や「ねぇ」をつける。またある人は「兄ちゃん」「姉ちゃん」を呼び名の後につけるのだ。

不思議だと思わないか?「さん」をつけて呼んでる人が配偶者で「兄、姉」をつけて呼んでる人は先輩。もちろん後輩は呼び捨てだ。一番近い存在のはずの人は配偶者なのに一番遠い間柄に聞こえるのだ。

そして町民はおかしな言葉を作ってる「マンボ」だ。マンボーでもランボーでもはない。まん延防止対策だ。

都会では「まん防」そう呼ばれているはずがこの町では更に縮約される。「マンボ」だ。つくづく思う。この町の町民は合言葉が好きなのだ。

たまたま世間話でついテレビで聞いた言葉を並べたのだろう。「マンボ」いつのまにか町民の合言葉になっている。この町の伝染病は口から出る飛沫ではない。言葉だ。

たまたま会った人との世間話も無視すればこう言われるのだ。

「あの人、変な人だよ。変わってるよね」

恐ろしい。この伝染病の正体は噂話だ。広がり方は飛沫以上だ。なぜならマスクが全く役に立たない。これをマンボするには大量のガムテープが必要なのだ。ホントにこの町に住むのはたいへんだ。

それでもこの男はこの町に住みついた。

前置きが長くなった。そろそろ玉城卓郎の物語に話を戻そう。玉城卓郎の官能をお楽しみ下さい。





卓郎が帰宅した時間は午後8:00を回っていた。上がらない肩を感じると昼間のワクチン摂取を思い出す。バンソウコを指でなぞって思う。

大切にします。そう思う卓郎だった。

剥がさずにシャワーを浴びて豆電球の光を一つのつけて部屋でパソコンを開いた。

最近はマンボで夜の時間をもて余していた。完結させた小説をネットに投稿し昔、途中でやめてしまっている小説に記憶を戻そうとキーボードを叩いた。

無音で暗い部屋に豆電球をつけてクーラーを25度の弱に設定してブリーフ一枚とTシャツをきた卓郎は横に純米吟醸酒 航をおいてマウスをクリックした。

「捧げた高校生活」
/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ