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お願い、、上を向かないで💕
第1章 お願い、、上を向かないで💕

私は絵里子 37歳 独身


今日は某不動産会社からの委託で
元大手企業の社員寮の清掃業務が
入っていた、、


昭和62年に建設された建物で
ここ3年ほど廃墟となっていたが
独身寮として使いたいという会社から
清掃業務依頼があったという、、


裏口で男性作業員の足立さんを待っていたが
こちらに向かう途中で自転車と接触事故
を起こしてしまい午前中は向かえない
という連絡が入った、、


幸い裏門の鍵は渡されていたので
午前中は一人で作業を進めて欲しい
とのことだった、、


本日から3日間かけての清掃業務で
本日の主な業務は廊下と
共用スペースの清掃だ。


建物は4階建てで
地下は倉庫
1階に食堂、大浴場、公共スペース
2階から上階が12戸の
居住スペースとなっている、、


私は1階の公共スペースから
清掃業務を始める事にした、、


公共スペースの外には
小さな土のグラウンドがあり
窓のすぐ外には
地下に下りる屋外階段があった、、


私がグラウンドに視線を戻すと、、


えっ、、!!


人影が見えた、、


誰もいないはずの敷地に、、


学生服を着た高校生だ、、


こんな午前中に、、


どうしてこんな誰もいない建物に、、


どこから入ったのかしら、、


私は柱に隠れるように
そっと目で追った、、


すると高校生は私のすぐ目の前にある
屋外階段をキョロキョロしながら
下りて行った、、


どうやら私がいることに
気付いていないようだ、、


高校生が階段を下りた先は
死角になって私からは見えない、、


いくら高校生といっても
不法侵入者だから少々気味が悪い、、


私は慎重に耳を澄ました、、


地下倉庫の扉を開ける音も
閉じる音も聞こえてこない、、


おかしい、、
何してるのかしら、、


私はしばらくじっとしていたが


そうだ!!


もう1つ上の階の窓から下を見れば
死角になったところが見えるかもしれない
と思い2階の真上の部屋に入って
そっと窓を開けて見下ろしてみた、、


すると、、


さっきの高校生が
階段下の室外機の横にいた、、


散乱している雨ざらしになった雑誌を
ペラペラとめくっている、、、


ん、、??


そそくさとベルトを外し始め、、


ズボンとパンツを同時に下げた、、


えええっっ!!
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