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いろはにほへと~色は匂えど~
第5章 小僧と小娘の戯れ
「今日はここまでにするかな」

策ノ進はそう皆に告げた。

もうすぐ昼餉の時刻であった。

貧しい家庭の子は
弁当を持たずに寺子屋へ来ていた。


そんな子らは
弁当持参の子を恨めしそうに眺めることが多々あった。

『他人が美味そうに弁当を食べているのを
耐えなければならんとは不便じゃ…』

そこで策ノ進は
寺子屋の授業は午前のみとして
昼からは自由参加の自習時間とすることとした。


かくいう策ノ進も昼餉も大根であった。

『午後になったら
池に行って魚でも釣ってみるか…』


そんな事を考えているところに
「先生様!!」とお民が飛び込んできた。


「なんじゃあお民!その格好はどうした?」

着物を羽織ってはおるものの
前がはだけてほとんど全裸に近かった。

策ノ進は寝間から兵児帯を持ってきて、
それで着物を閉じなさいと命じた。

本人はまだ子どもの気分でいるが
胸が膨らみ股間には
うっすらと翳りが生えていた。

兵児帯を受け取ろうともせず、
お民は今すぐ来てくれと策ノ進の手を引いた。

「いったいどうしたというのじゃ」

訳を聞くと、
何やら与作が病にかかったと言う。



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