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Kiss Again and Again
第8章 それから

 いきなり抱きかかえ上げられた。
 「強行突破」

 バスルームでわたしを降ろすと シャワーをひねる。 服を着たまま 冷たい水に悲鳴を挙げながら お互いの着ているものを脱がしていった。 お湯になった頃には 裸で抱き合い キスを繰り返していた。 
 久しぶりの逢瀬で どちらもテンションが高めになっている。
 ボディソープを素手で塗り合い 求めあう熱い肉体を くまなく愛撫し合った。

 海のそこは 大きくそそり立っていたし わたしのすべても ヌメヌメとした執拗な愛撫で溶けはじめ 受け入れることを待ちわびていた。

 ソープを流すと 「もう 我慢できない」
 海は わたしの右脚を抱え上げると 性急に入ってきた。 それは もう身体が覚えている海という存在。 満たされ 埋め尽くされるという感覚。

 そのまましばらく抱きしめると 「つかまって」

 海の首にしっかりつかまり 両脚を腰に巻きつけ 淫らなキスを繰り返し ひとつになったまま 大胆に水滴を滴らせながら きちんとメイクされたベッドまで移動した。

 ベッドに濡れたままの身体を投げ出し 声を挙げて笑った後 わたしたちは 理不尽な獣になり お互いを歓ばせることに熱中した。


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