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Kiss Again and Again
第2章 大学生活
 出席番号が近いと 話す機会が多くなるせいもあって 西田ほのかちゃんと 寺下純子ちゃんとは よく一緒に過ごした。 
 ほのかちゃんは 特に活動的なタイプで すぐにフラメンコダンスのサークルに参加した。
 「すっごく楽しいから あゆもじゅんも おいでよ」
 純子ちゃんは 「ノー」と言える日本人だったので わたしだけが 全く興味もないのに フラメンコダンスのサークルを覗いてみた。 断れないから覗いてみただけで サークルに参加する気はなかった。

 そこで 思いがけず 中学校の時に通っていたバレエ教室で一緒だった青木神菜さんに会った。
 「愛美ちゃんじゃあない?」
 「青木さん! お久しぶりです」
 「わぁ 同じ大学なんだ。 奇遇だねぇ」
 青木神菜さんは ひとつ年上だった。
 「フラメンコ されるんですか?」
 「まさかぁ。 今日は サークルの勧誘の手伝いにいるだけよ。 愛美ちゃんは 入るの?」
 「いえいえ。 友達に連れて来られて。 冷やかし、かな」
 「でも サークルに入ると 楽しいよ」
 「・・・フラメンコは・・・ ちょっと」
 青木さんと 顔を見合わせて笑った。

 「愛美ちゃん バレエは まだ続けているの?」
 「いえ。高校に入った頃から なんか あまり やる気がなくなって。 受験勉強を言い訳にして もう全然です」
 「そう。 私も もう バレエはやっていないのよ」

 青木さんは バレエをやっている人達の中では 筋肉質で大柄だったので 発表会の時など 衣装が似合わなかった。 本人は それを気にしていた。 あの頃と比べると 今は もっとがっちりした感じになっている。

 「愛美ちゃんは 相変わらず ほっそいよねぇ」
 「青木さん それ 地雷です」
 「まぁ うらやましい悩み。 でも そういうことって 人それぞれだから」


 「愛美ちゃん、って 映画 好きじゃあなかった?」
 「ええ。 もっぱら洋画ですけど」
 「私 映研のサークルにも入っているんだけど 来てみない? そっちの方の人集めもしなくっちゃあいけないんだ」
 「映研、ですか? それだったら 許容範囲です」

 また 顔を見合わせて 笑った。

 こんなことを繰り返しながら 大学生活を楽しんでいくのだろうな、と思った。


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