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Kiss Again and Again
第2章 大学生活
 青木さんが 映研のサークルを覗いてみようって誘ってくださったので フラメンコには ご挨拶だけして ついていってみた。
 理系の校舎の一室で 文系のわたしには こんなことでもなければ踏み入れることのない場所だった。

 そこにいたのは ひとり。 2年生政経の高梨涼矢さん。 関西出身ということで 言葉遣いが やわらかい。 
 こんなことも 大学生になってから 初めて経験することだった。 色々な地域から人が集まっているので 言葉遣いが 少しづつ違ったりする。

 「仲村さんは 一般教養は もう決めはった?」
 なんて 言われて わくわくしたりする。
 「関西は どちらですか?」
 「おかあはんは京都で おとんは 岸和田やから 言葉 むちゃくちゃ、や」
 「おかあはん、いいなぁ。おとん、も いいなぁ」
 「仲村さん おちょくってる?」

 意味はよくわからないけど 笑った。 高梨さんの ファンになってしまった。

 「新入生 入ったら みんなして 名画ツァー いこな」

 高梨さんの関西弁と 青木さんのあけっぴろげの明るさに惹かれて 映研のサークルに入ることにした。

 高校では クラブには入っていなかったので サークルに参加するなんて どんな風にすればいいのか よくわからなかった。


 「基本 水曜日が活動日だから 誰か彼かいるから 来てみてね」

 青木さんに そう言われて ふーーーん、みたいなかんじだった。

 でも ひとりで理系の校舎まで行くのは 気が引ける。


 それで 水曜日を何度か見送った。


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