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Kiss Again and Again
第13章 十四夜

 腿の内側にキスしながら 両脚を肩に担ぎ上げると 樹さんは ゆっくり入ってきた。
 「あゆちゃん 首に手をまわして」

 言われた通りに 樹さんの首に手をまわすと 一層深く繋がった。 お腹の奥を突き上げるものがある。 昨日は いたい、と思ったのに 今は 突き上げられると ずぅんと身体中に痺れたような快感が広がる。

 「これは? 気持ちいい?」
 快感が 咽喉を塞いで 返事ができない。

 樹さんが 担ぎ上げた脚を揺らすと お腹の奥から 渦が起こる。 

 また巻き込まれるの?

 樹さんの金色を帯びた瞳が わたしの反応を余すことなく楽しんでいる。


 魅力的な男というのは 不実な生き物で 関わってはいけない。
 こんなこと だめなのに。

 「いや・・・」

 だめなのに。

 満たされて 溺れて 息ができない。

 「すきだ」

 不実な生き物がささやく。



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