この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Kiss Again and Again
第14章 新しい扉

 「あゆ 今日は ひま?」
 会うなり 純子ちゃんが聞いた。
 「うん。 カテキョがない日だから 特に用はないけど」
 「たつにぃ 鬼の霍乱で 風邪ひいて寝込んでるんだけど」
 「えっ!? 寝込むくらい ひどいの?」
 「はぁ・・・ そーでもない。 とにかく そー伝えろって 言われた」
 「樹さん お風邪?」
 「飲食業だから ちょっとした風邪でも お店には出れないのよ。 だから お見舞いに来てほしいんじゃあない? 寝込んでいる、って あゆに言えって」
 「寝込んでは ないの?」
 「ない。 あゆがお望みだったら 寝込むかもしれないけど。 微熱と咳だけ。 来る?」
 「でも・・・ 伺わないほうが いいんじゃあない? 病気だったら」

 「いや・・・ 実は 私が来て欲しい」
 「へっ? じゅんが?」

 お見舞いに 苺を買おうとしたら
 「今の時期 高くて美味しくないんだから 苺はいいよ。 たつにぃ りんごが好きだし」

 りんごを抱えると とてもいい匂いがした。 樹さんが りんごが好きだなんて知らなかった。 知らないことは 沢山ある。

/464ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ