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Kiss Again and Again
第14章 新しい扉

 「樹さん さっき脱いだ服が 見当たらない・・・」
 「ああ。 もう”おうちクリーニング”した」
 「おうちクリーニング、って?」
 「あゆちゃんの洋服 汚しちゃったから 洗濯機でまわした。 ちゃんと乾燥もしてくれるから 大丈夫だよ」

 全然 大丈夫じゃあ ない。
 「着るものが ない・・・」
 「何も着なくていいよ」

 この兄妹、って・・・

 黙って睨んでいると
 「僕のバスローブでいい?」
 「下着は?」
 「だって すぐ脱ぐのに」

 樹さんは 腰にバスタオルを巻くと バスローブを着たわたしを抱き上げた。

 「あゆちゃんをだっこするの 大好き。 軽くて 小さくて 可愛くて 胸がきゅーん、ってなる」
 「でも 自分で歩けます」
 「知ってる」
 「樹さん そんな格好でうろうろしたら 風邪がぶり返してしまう」
 「すぐだよ」

 樹さんの部屋に行き 大きなベッドに投げ出された。
 「だっこするのも好きだけど これからすることは もっと好き」

 シナトラは 相変わらず 切なげな吐息まじりの声で 報われない恋を歌っている。 こんなに歌い続けると レコードが擦り切れるんじゃあない?

 「寝てばかりいたから 身体が鈍ってしまう。 適度な運動を しなくっちゃあ」
 「さっき 激しい運動をしたじゃあないですか。 またお熱が出ますよ」
 「激しい運動だった? それは 褒められてる?」

 「この身体を見るだけで どんなに欲情するか」
 バスタオルを落とした樹さんが 隣に横たわる。

 「この身体に触れただけで どれほど興奮するか」
 乳房を掴みながら そこへ唇を寄せる。

 「こうすると どんなに 狂うか・・・」

 わたしも・・・ その指に触れられると わけがわからなくなる・・・

 「”あいたかった”って もう一度 言って」

 「あいたい」は 本当に媚薬なの?
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