この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Kiss Again and Again
第17章 別れのとき

「しっかし このトリプルAでいいなんて」

 ロゼワインが一本空になったから そろそろ始まる頃ね。
 「私達 無駄に肩こりしているわけ?」
 「肩 凝るよねぇ・・・」
 純子ちゃんはDカップだし ほのかちゃんは見事なEカップなのだ。
 「高田さんは デカパイが好み?」
 「うん。 おっぱい星人」
 「うちの隼斗は そうでもない」
 「でも さすがに あゆまでないのは駄目だと思うけど」

 ワイン一本で ここまで言う?
 
「いるのよ 世の中には。 少年みたいな体が好みだとか」
 
少年は 言いすぎっ
 
 「あゆも ある意味 ラッキーだよね。 そんな男とばかり出会えて」
 「ほのぉ そうでもない。 やっぱし もう少し あるべきものが欲しい。 これは 大いなる劣等感だよ」
 「私なんて ”ここまで大きくなくても、って言われたことがあるんだよ」
 「ひっどぉーーーい」
 「自分のものが どれだけ私の好みか 考えてから言えよ」

 いや いや いや・・・

 「そう言ってやればいいじゃん」
 「そのころは 可愛かったから 言えなかったんだよね。 そんな経験を積み続けたから こんなになっちゃった」


 ううん。 ほのかちゃんが今でも こっそり可愛いのは 知ってる。
 わたし達は お互いの隠れた良いところを知り合っているのに そのことには触れず 心の底で温めて 育てて 愛でながら 友人でい続けてきた。

 もうすぐ 別れが訪れる。


 卒論では A’をもらい 入社予定の会社に インターンとして通った。
 お泊り会を 再度催す機会はなく そのままグァムに卒業旅行に言った。

 人生が大きく動く時に 最も慌ただしく 最小の時間しか作ることができず 別れを惜しむ間もなく それぞれの社会人へと転身していった。


/464ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ