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Kiss Again and Again
第17章 別れのとき

 「へぇぇぇ・・・ これがあゆちゃんの部屋かぁ・・・」
 「狭くて びっくりしたでしょう?」
 大きな樹さんがいるだけで 一層狭く感じられる。
 「ううん。 想像していた通りでびっくりした」

 「ここで いつも 井戸端会議をするの?」
 「井戸端会議、なんて もう死語ですよ。 そうです。 ここで三人して 飲んだくれて おしゃべり三昧してました」
 「この匂いはスイトピーだったんだ。 このソファの中に 布団が入っているんだ。 すごいなぁ。 きれいにしてるね。 思っていた通りの部屋だ」

 樹さんは 軽い興奮状態で ぱたぱたと部屋を探索し 最後に バスルームも覗いた。
 「大丈夫。 充分」
 「なにが?」
 「充分 一緒に入れる」

 やっと 樹さんらしい樹さんになっている。 可愛い。

 首に手を巻きつけて
 「ようこそいらっしゃいました」
 「やっと お招きいただきました」

 無理していませんか?

 「ずっと前だけど・・・ 追い返してしまって ごめんなさい」

 何度も何度も あの冷たい手を思い出し 自分を責めた。

 「その分 今日は 優しくしてください。 泊まっても いい?」
 「えっ・・・? でも お泊りセットがないんだけど・・・」
 「あったら 傷つく・・・」

 うん。 可愛い。

 「僕はね やらしい男だから ちゃんと用意してきた」
 トランクから取り出した小さなバッグを指す。
 「でも 下着だけだから 裸族でもいい?」
 「風邪 ひいちゃう」
 「だから あゆちゃんが ずぅっとくっついていて」
 「かしこまりました」

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