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Kiss Again and Again
第17章 別れのとき

 キスしたり 身体を擦り合わせたりしながら 電子レンジだけで食卓が整ってゆく。

 「外で食べると キスができないから こんなのいいね」

 品数だけは多い簡単な食卓に 並んで座り 他愛もない話に笑い 身体を触れ合わせ 喜びを伝え合い 沢山食べた。
 「いっぱい話して いっぱい食べたから いっぱい、いっぱい 愛し合おう」
 「じゃあ 片付けたら 一緒にシャワーしましょうか」

 「あゆちゃんっ どーしたの!?」
 「なにが?」
 「そんなこと 言ってくれるなんて!」
 「それは お好みじゃあないの?」
 「ううん。 それっ だいすきっ」
 「あら? 嫌がるのがお好みなのかと・・・」
 「それも だいすきっ」
 「一貫性がないの?」
 「新社会人は 言うことが難しくなってきたね。 あゆちゃんだったら 何でも大好きなんだって」

 5歳児の屁理屈に なんだかほっこりしながら 狭いバスルームでお互いを洗い合った。

 バスタブの縁に腰掛けた樹さんの足を腿の上にのせ 足指を洗った。
 「これ・・・病みつきになる」
 「気持ちいいですか?」
 「今日は 僕も洗ってあげる」
 「だめなの。 くすぐったがりだから。 自分でします」
 「そんなこと言うから・・・勃っちゃった・・・」
 「なにが ツボなの?」
 「くすぐったがり、かな?」

 なに それ・・・

 「あっーーーっ 思い出したっ。 今日は 安全日でしょう!?}

 嘘ばっかり。 だから 日曜日なのに 無理してお休みとったのでしょう?

 「正解? 今日は 安全日?」

 にこにこしてる。

 「はい。 仰せのとおりです」
 「いっぱい いっぱい 愛し合おう」

 「愛し合う」という言葉が すっかりお気に入りの樹さんは わたしを軽々と膝まで抱き上げた。
 「こんな 狭いところで・・・?」
 「これだけあれば 充分。 膝まづいているあゆちゃんをみてたら 抱きたくなる。 抱かずにはいられなくなる。 我慢させないで」

 三ヶ月間 まるで わたしが我慢させてしまったように 聞こえる。

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