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Kiss Again and Again
第18章 再 会

 「その後 ミュージシャンは どう?」
 「自由業だから 合わせてゆくのが なかなか難しい」

 私達は 何軒もお店を回り 思っていたようなド派手なお宝を探し出すことができず お互いネットで調べ お勉強し直して 次回は新宿あたりを回ってみようと約束した。
 その後 休日の乱れた食生活を過ごしていた。

 「あゆが 樹さんとのこと なんでためらっていたのか わかる」
 パスタを頬ばりながら ほのかちゃんの 真面目で憂いのある顔をみた。
 「私が知らない隼斗の世界が大きすぎて 恋愛に集中できない」

 なんて的確な言葉だろう。

 「樹さんは キリマンジェロに登るだけの器があったけど 隼斗には そんなのないのは お互いに知っているから なおヤバイよ」
 「そんなことはないでしょう?」
 「もう23歳だよ。 夢が 夢に終わってしまうのかどうかなんて わかるよ」
 「そんな悲しいこと いわないで・・・」
 「じゅんは 夢 みなかったのかなぁ」
 「夢 イコール 現実、かなぁ」
 「23で 結婚するとか ありかなぁ」
 「じゅん、が ねぇ」
 「結婚しても 全く変わらなかったりする?」
 「そんな気もするけど ネイルしてたから」
 「ああっ それ 私もみたっ。 お口 あんぐりだった」
 「なぁんか すごく可愛い女になってた」
 「笑うし」
 「笑うよねぇ」

 わたし達は 友人の幸せを祝福しながら 彼女の変貌に感心し 喜びをふくらませた。

 そして わたしは 樹さんの帰国に浮かれて 寛容になっていた。

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