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Kiss Again and Again
第5章 はじまりのはじまり

 しばらくシャガールのことや先輩の就職のことなんか話した。 先輩は 終始朗らかで 話題は尽きない。
 夏へ向かおうとしている宵は すっかり暮れてしまい 通り過ぎる人もいなくなっていた。

 先輩は 肩肘をベンチの背もたれに乗せ こちらに半身を向かせている。
 ゆっくり 手が握られた。
 一瞬 身体が強張ったけど 逃げ出すようなことはなく 震えもおこらなかった。
 「大丈夫?」
 「みたい・・・です」
 「馴れるといいね」

 ・・・そーでしょうか?

 「キスしても 大丈夫かなぁ」
 返事を待たず 唇がふれた。

 ふたりで 何かが始まるかどうか 待った。 大丈夫みたいなので 安心して 大きく息を吸い込み 大きく吐き出した。 それを見た先輩は 笑いながら
 「続けても いい?」

 ・・・なにを?

 首を傾け 顔が近づく。 今度のキスは 触れるだけではなく 噛みつくようにぶつかってきて 唇を吸われた。 ただ されるがままになっているわたしに 先輩は

 「はじめて?
 高梨とは?」

 なぜ 高梨さん?
 どうして いつも高梨さんの名前がでてくるの?

 でも 正解。
 初めては 高梨さん。

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