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Kiss Again and Again
第5章 はじまりのはじまり

 「いい? 僕がやることを 真似してみて。 少し 口を開けて」

  立花先輩は 唇を 軽く擦り合わせた。 すべらかな感触が気持ちいい。
 舌が ゆっくり唇の表面を舐める。 次は 唇の内側をぐるりと舐め 舌で歯をなぞった後 歯茎をこする。

 オードリー・ヘップバーンは こんなこと していなかった。
 でも 気持ちがいい。

 「今度は あゆが 同じことをして」

 同じことをしている間 先輩の指が わたしの耳たぶをやさしく揉む。

 「上手だね。 今度は 舌を出して」
 言われた通りに舌を出すと 何度か優しく噛んだあと 吸った。
 ああ ヘップバーンの頬がへこんでいたのは 吸うからなんだ。

 「やってごらん」

 わたしが真似をしている間 先輩の指は さわさわと うなじを撫でる。
 背中がぞくりとする。 

 このキスの後ろには 何人もの女の人がいる。

 先輩の舌が わたしの舌を捕らえ 絡ませながら 表面をこする。 大きく口をあけているせいで 唾液がたまり 混ざり合う。

 キスした後で オードリー・ヘップバーンが唇を舐めていたのは ヨダレが溢れたせいなんだ。

 「どう? キスは 気持ちがいい?」
 こくりと頷くと
 「でも せめて 目は 半分でもいいから 閉じて、ね」

 そうだった。
 どんなキスシーンでも 女優さんは 目を閉じている。

 「次からは 目をつむります」

 「うん。 でも 可愛いから どっちでもいい。 ぱっちりお目々で 見つめられているのも いいよ」

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