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Kiss Again and Again
第5章 はじまりのはじまり

 自宅通学の二人は 一人暮らしの生活が珍しいみたいで 部屋に入ってからもひと騒動だった。
 「ベッドひとつで どーやって寝るの?」
 「このラブチェアの中に お布団が一組入っているの。 おかあさんが泊まりに来た時のために」
 「へーえぇぇぇ すごいっ! 今どきの家具って どーなってんの?」

 何でも珍しいみたい。

 「私は 人と寝るのは無理だから あゆとほのがベッドね」
 何でもマイペースの純子ちゃん。 せっかくシーツまで持って来たのだから 異論はない。

 純子ちゃんが ほとんど料理をしてくれて 豪華な食卓が出来上がった。 置き場所がないからと お酒はグラスには注がず 缶のまま飲んだ。
 ある程度盛り上がってきたところで ほのかちゃんが話し始めた。

 「ほら・・・ あのコーヒーや食堂での事件」
 「うん。 あゆが狙われたやつだね」
 「あれ やっぱり 医学部の人みたい」
 「ほのの彼氏に聞いたの?」
 「うん。 あのさぁ 立花先輩なんだけど。 これ 内緒でも何でもなく 有名な話みたいだから 知っておいた方がいいよ。 最近まで 医学部の3年生の人と付き合っていたらしい。 結構大きな病院のお嬢なんだって。 兄弟みんな医学部らしい。 お金持ちで気位が高い、かもね」
 「あゆの登場で 高い気位のお鼻をへし折られた、とか?」
 「そーゆー感じじゃあない?」
 「あゆ これから 立花先輩と付き合うつもりだったら 気をつけたほうがいいよ」

 どうやって 気をつけるの?

 「あんなこと 続くかも、よ」

 ちょっと 座が しーーーんとした。

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