この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Kiss Again and Again
第6章 はじまり

 「最初は 痛いと思う」
 「でも 挿れたい」
 「がまん できる?」

 こんなこと聞かれて できません、とか 言わない・・・ 頷いた。



 わたしの身体を仰向けにすると 真っ直ぐに見つめ
 「あゆ・・・ 僕、ね 初めての人とするの・・・ 初めてなんだ」
 そう言うと 先輩は わたしの首筋に顔を埋めた。

 はぁ・・・ みたいな
 なんか・・・ へんだけど・・・ こんな人でも 弱気に なるの・・・?

 「うまくできなかったら・・・ ごめんね・・・」

 謝られて しまった・・・
 予想外の展開に 驚く。
 と、いうか・・・ 可愛い?

 「こんなに小さいのに・・・ ほんとに 入るのかなぁ・・・」

 わたしにもわからなけど・・・ 多分・・・ 大丈夫・・・かな・・・

 指より熱くて硬いものが ゆっくり擦りつけられる。 
 ぎゅっと目を瞑り その時にそなえた。
 指より大きくて太いものが ゆっくり 入ってくる。
 ゆっくり・・・ ゆっくり・・・

 突然 切り裂かれるような痛みが始まった。 思わず 息を吸い込んだ。 始まると それは 続いた。 あまりの痛みに 身体が強張る。 本能が 先輩の身体を押しのけようとする。

 ひどい。。。 こんなこと やめて。。。

 目を開けると 完璧な眉を寄せた先輩の美しい顔。

 「いたい? ・・・ごめんね・・・ でもやめられない・・・」

 もう一度 目を閉じると 目尻から涙が落ちた。
 ゆっくり 埋め尽くされる感覚と果てしなく続くかのような痛み。 強張る身体を抱きしめる大好きな人の腕。 背中にしがみつくと 「全部 入ったよ」
 思わず長いため息をつくと 
 「あゆ・・・ そんなにすると・・・ 気持ちよすぎ・・・」

 いえ・・・ わたしは ひたすら 痛いです・・・

 先輩は 涙を親指で拭い取り 優しくキスしてくれた。 熱い唇と もっと熱い舌とで まるで痛みを消してくれるかのように長く優しいキスだった。

 「僕たち 今 世界中で 一番深く繋がり合っているんだよ」

 その言葉に 全ての痛みは 報われる。



 
/464ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ