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Kiss Again and Again
第7章 甘い生活

 「今日 行ってもいい?」 
 いつものように ラインで都合を聞かれた。 家庭教師のバイトを始めたい、とは思っていたけど 海から 頻繁にこんなラインがくるようになっていたので 先送りにしており 夜はほとんど予定はない。

 「夕食は パスタにしますか?」

 わたしも パスタくらいは作れるようになっていた。 そろそろ暑くなり始めたので 冷製パスタにトライしてみよう。 早速ネットで検索し 帰りに スモークサーモンとクリームチーズ、白ワインのハーフボトルを買った。 ちょっと奮発すると 「バイト しようかな」と思う。 週に2日家庭教師のバイトをすると もう少し豪華な夕食が用意できる。 ただ・・・ 今のように 海が来たいときに来れる、というわけにはいかなくなる。 週1日、という募集は 滅多にない。 

 インターフォンの呼び出しと パスタの盛り付けが終わったのが同時だった。
 なんとなく 玄関のドアを開けて ワクワクしながら首だけ出して 海を待った。 

 エレベーターから出てきた美しい恋人は 花束を持っていた。

 驚くわたしに 少し首をかしげ
 「残念。 ドアを開けてもらった時に 王子様のように 花束を差し出すつもりだったのに。 こんな風に出迎えてくれるなんて」

 充分 王子様ですっ。

 「お花をいただくのなんて 生まれて初めて。 うれしいです」
 「そんなに喜んでもらえて 僕もうれしいです。 あゆは花が好きだから」

 ピンク色のバラとカスミ草の花束だった。

 「わぁ 美味しそうだね。 あゆも憶えててくれたんだ」
 「えっ・・・なにを?」
 大きく見開いた目を ゆっくり閉じて
 「今日は 1ヶ月目の記念日」 ため息まで添えられた。

 1ヶ月。。。 記念日?
 逆算して・・・ あっ・・・ もしかして・・・

 「初めてのデートの1ヶ月記念日はしなかったから」

 そーゆーものなの?
 記念日とか・・・ するの? 
 初めてエッチしてから 丁度1ヶ月ではありますが。 記念日。

 「ごめんなさい・・・」
 「いいよ。 あとで 充分 いじめるから」

 艶やかに笑って・・・ それ・・・ ベッドの中でのこと?

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