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女優
第6章 メイク係とメイクラブ
「わかったわ、じゃあホテルに行きましょう。
ううん、なんなら人気(ひとけ)のない波止場に
駐車して抱いてくれてもいいのよ」
「おいおい…まるで盛りのついた雌猫だなあ」
「あなたが私の体に火を付けたせいよ…」
「わかってるよ、
ちゃんとキツい一発でその体を鎮めてやるよ」
「楽しみにしてるわ。で、どこに行くの?」
「幸いにも俺のマンションの部屋が
すぐそこなんだ。俺の部屋は嫌かい?」
そこでいいわと快諾すると
狭い車内を移動し、運転席に乗り移った。
「案内してくれれば運転するのに…」
「一度こういうスポーツカーを
運転してみたかったのさ。
いい機会なんだから運転させてくれよ」
イグニッションキーを回すと
グォォ~ンという爆音と共に
ウーハーの低音がシートに伝わり
愛子の股間をさらに熱くさせた。
今この瞬間にクリトリスを弄られでもしたら
それだけで軽く逝ってしまいそうだった。
車は軽やかに地下駐車場を抜け地上に出た。
陽は西に大きく傾き
夕暮れの景色となっていたが、
暗い地下から二人に取っては
そのわずかな自然光さえ神々しく感じた。