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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第1章 相島愛菜花 21歳元地下アイドル妻
その日、佐伯がとったホテルの部屋に訪ねてきたのは、二十一歳の人妻だ。

そんな女性をよく幼妻などと言うが、実際、ドアの前に立っていたのは、幼妻を通り越してまだ十分、美少女で通用する外見の女性だった。

【会員番号213 相島愛菜花(あいじままなか)】

黒髪ツインテール、ふっくら丸い頬にあごが小さくすぼまった典型的なウサギ顔、涙袋が大きい瞳は黒目がちで、しゅんとした小鼻、控えめな唇は淡いピンク色である。美人と言うよりは、愛くるしいと言われる顔だちだ。

愛菜花は黒い大きなボタンのついた袖が膨らんだカーキ色のニットカーデに、膝上丈の腿が半ばまで見える黒レース付きのミニスカート、白いハイソックスを履いていた。化粧ポーチの入った肩掛けの丸っこいバッグなどの持ち物まで、いちいち女の子らしい。

佐伯は三十六歳、普段は建築デザイナーをしている。ただし、このホテルでアポイントをとるときだけ、彼は特別な仕事を引き受けることになっている。いわゆる『抱き屋』である。

名前は明かせないが、某マッチングアプリ。特別なサービスを共有するメンバーがいる。それが『特約会員』、通称を『抱き屋』であった。

規約を守る責任の証として、個人情報と、本名又は本名の一部で登録することを義務付けられた『特約会員』、その中でのみ成立している性のマッチングサービスだ。

女性顧客向けの風俗も当然、その中に含まれており、佐伯はそこでパートナーになるサービスを提供している。この『抱き屋』いわゆる、風営業上のプロも会員にいるためにつけられた通称だが、本業がある佐伯は営利目的ではない。

会則に定められた「男女パートナーがお互い楽しめるセックス」と言う考え方に共感して参加している自発型の会員なのだ。

そのためにパートナー選びも相手をする時間帯も、自由である。自分だけの欲望に走らず、ゆっくりと気のおけない関係を作って、お互いに満たしたい欲望を叶えていくのが、佐伯のいつものやり方であった。

そこで今日の愛菜花だったが、佐伯はよく自分が選ばれたものだな、と思う。二十一歳の人妻、と言うだけでも、人目を引くプロフィールなのに、これほど愛らしい美少女ルックスをしていたら、相手は引く手あまただろう。

『抱き屋』と言わずパートナーの応募が殺到したはずである。それが佐伯を指名だと言う。連絡をもらって佐伯の方が驚いたくらいだ。
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