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第10章 花守乙帆 39歳⑧愛され拘束妻

「ふうーっ、ふうーっ、ふうーっ…ああっ、あっ！お尻の穴気持ちいい…」

　凄まじい性臭が、熱気を孕んで立ち込めている。だらしないほどに甘い欄熟した果実のニオイは、愛液の塩気と生臭さを含んでいた。むせ返るどころか、息が詰まるようなエロ濃い激臭である。

「そろそろ我慢できないな…」

　ごくり、と生唾を飲んだ佐伯は、浴衣を脱いだ。勃起した陰茎を掴み出す。それは、丸太のように太く硬くなっていた。

　鼻先に亀頭を近づけると、感覚が鋭敏になっている乙帆はすぐに分かったらしい。

「あはーっ、おちんぽ…あなたのおちんぽのニオイするう…あなたぁ、おちんぽ出しているの？」

　恥も外聞もなくおちんぽを連呼した乙帆は、佐伯の亀頭のありかを求めるように左右に首を振った。

　べろりと物欲しそうに舌を出して、貪欲なメス顔を丸ざらしである。親鳥にエサをねだる雛ようだった。

「おちんぽ欲しいか？」

「はいっ、はいいいっ！あーっ、おちんぽ欲しいですうう…」

　佐伯が尋ねると、がくがくと乙帆はうなずいた。高く声が裏返っている。

「どこに欲しい？」

　佐伯は言うと、亀頭で乙帆の乳肉を擦った。我慢汁で濡れた肉エラで、ずりずりと硬く腫れた乳首を責めさいなむ。

「ああっ！気持ちいいーっ！それすんごいのおお…！」

「乳首で満足か？」

　ぶるぶると、乙帆はかぶりを振った。

「しゃっ、しゃぶります…おしゃぶりさせて下さい…！乙帆は、あなたのおちんちんお口で愛してあげたいのおお…」