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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第19章 白田希美 30歳①妄想教師妻

一気にまくしたてて希美は、佐伯の腕にすがってきた。荒くなった吐息が甘く香る。まるでお風呂上がりかと言うような、かぐわしい体臭も熱気になって漂ってきた。
(これは…)
もしかしたら彼女は、話しながら発情してるんじゃないかと、佐伯は思い始めていた。
まずこちらを見上げる希美の眼差しは潤み、顔はピンク色に上気している。小鼻が膨らみ、呼吸が深くなっているが、顔が引き締まり怒っているような表情だ。
悩んでいるのとは違う、不満に近い何かを抱え込んでいると言うか、とにかく全然別のことに気持ちがいっているような雰囲気だ。
「いや、全然それではよく分からないですね」
佐伯は、強引に迫ることにした。
「その夢でどんなことをされたのか、具体的に教えてもらわないと」
「え…そんな、無理です…思い出しただけで…恥ずかしくて」
「話せないのは、おかしいですね。…あれっ先生、もしかしたら本当にそんなことをしてるんじゃないですか?」
佐伯は質問を、飛躍させてみた。
本人が恐れていることにあえて触れたら、もっと核心に迫る反応が得られるのではないかと思ったからだ。
案の定、希美は目を剥いて反論してきた。
「そんな…!生徒とセックスしたら、犯罪です…相手は未成年なんですよ?わたし、捕まってしまいます…!それにいくら夢に見たからと言って、本当に生徒とセックスするなんて…許されるわけがないでしょう…?」
「そうですよね。いくら何でも先生が生徒と寝たらそれは犯罪だ。そんなことを妄想してるなんて生徒たちに知られたら、それだけでとんでもないことになりますよ」
「あの子たちになんて知られたら…どんなことになるか…わたし、破滅です。もし、そうなったらどうしたらいいんですか…」
途端におろおろとした希美の視線は、佐伯の背後の方へ移っている。そこにあるのは、あの取調室のセットである。
(そうか…)
佐伯はようやく理解した。
これは、イメクラプレイみたいなものだ。際どい話をして自らの弱味をちらつかせながら、希美はずっと、その責めを要求していたのだ。
(これは…)
もしかしたら彼女は、話しながら発情してるんじゃないかと、佐伯は思い始めていた。
まずこちらを見上げる希美の眼差しは潤み、顔はピンク色に上気している。小鼻が膨らみ、呼吸が深くなっているが、顔が引き締まり怒っているような表情だ。
悩んでいるのとは違う、不満に近い何かを抱え込んでいると言うか、とにかく全然別のことに気持ちがいっているような雰囲気だ。
「いや、全然それではよく分からないですね」
佐伯は、強引に迫ることにした。
「その夢でどんなことをされたのか、具体的に教えてもらわないと」
「え…そんな、無理です…思い出しただけで…恥ずかしくて」
「話せないのは、おかしいですね。…あれっ先生、もしかしたら本当にそんなことをしてるんじゃないですか?」
佐伯は質問を、飛躍させてみた。
本人が恐れていることにあえて触れたら、もっと核心に迫る反応が得られるのではないかと思ったからだ。
案の定、希美は目を剥いて反論してきた。
「そんな…!生徒とセックスしたら、犯罪です…相手は未成年なんですよ?わたし、捕まってしまいます…!それにいくら夢に見たからと言って、本当に生徒とセックスするなんて…許されるわけがないでしょう…?」
「そうですよね。いくら何でも先生が生徒と寝たらそれは犯罪だ。そんなことを妄想してるなんて生徒たちに知られたら、それだけでとんでもないことになりますよ」
「あの子たちになんて知られたら…どんなことになるか…わたし、破滅です。もし、そうなったらどうしたらいいんですか…」
途端におろおろとした希美の視線は、佐伯の背後の方へ移っている。そこにあるのは、あの取調室のセットである。
(そうか…)
佐伯はようやく理解した。
これは、イメクラプレイみたいなものだ。際どい話をして自らの弱味をちらつかせながら、希美はずっと、その責めを要求していたのだ。

