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ネットのプリンス
第3章 アパレル業の女

二人は濡れた身体のままベッドに飛び込んだ。

ツインルームのベッドはセミダブルサイズで
二人が並んで寝るには少し窮屈だった。

だがすぐに重なり合うのだから
広さなど問題ではなかった。

「キスして‥‥」

女は接吻をねだった。
洋介は女に覆い被さりその濡れた唇を塞いだ。


「ねえ、私、いい女かしら」

唇を重ね合ったまま女は洋介に問いかけた。

自分に自信がある女に限って
このような問いかけを投げかけることを洋介は知っていた。

「ああ、間違いなくいい女だ」

そう答えながら洋介は女の唇を割り舌を忍び込ませようとした。

「こんないい女を抱けて幸せだと言いなさいよ」

洋介の舌の侵入を拒むように女は顔をずらしながら言った。

どうやらソファで軽くイったことで、
女は本性を表そうとしていた。

『どうやらSっ気があるようだな』

洋介にはMっ気はないが
女の欲情を高めてやるためにあえて流れに乗ってやることにした。

「あなたのような素敵な女性を抱けて幸せです」

「私の膣(なか)に挿入(い)れたい?」

「はい、早く挿入(い)れたくて仕方ありません」


嘘だった。
女はさきほど軽くイったせいで、
早く挿入してもらって深く達したいのだろうが
洋介は楽しみは後にとっておいて、
まずは女のおまんこを
再度ゆっくり味わって堪能しようと考えていた。


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